脳出血後の右片麻痺 〜歩行獲得を目指した症例〜

 

 

 

基本情報

病名視床出血
年代・性別50代男性
症状右麻痺、感覚障害、右半側空間無視
介護度要介護3
発症年月2020年3月
初回来店日2021年5月
目標歩けるようになりたい
リハビリコース16回コース

 

当施設ご利用までの経緯
・回復期病院を経由し自宅退院をされる。退院時は車椅子生活であり、日常生活には介助が必要だった。
・通所サービスや訪問リハビリを利用しながらリハビリを継続していたところ、当施設の広告をみて来店された。

 

初回体験時の状況
・右足は股関節や膝関節の動きはあったが弱く、自力では動かせず介助が必要だった。足首は全く動かせなかった。
・3動作歩行であり、振り出しができず引きずりながら歩かれており、介助が必要だった。左右へのふらつきもみられた。
・健足の筋力低下もあり、立ち上がりにも介助が必要だった。

 

リハビリ内容
・鍼灸では、動きの弱い部分は筋肉に電気鍼を使用。痙縮に対しては、超音波や鍼を使用し緊張を緩めた。
・川平法を用いて、骨盤・股関節の促通・強化を実施。動きの改善に伴い並行して、足首や膝関節の促通も実施した。
・自主トレとして、健足重心とした立ち上がり訓練、股関節の筋力トレーニングを実施して頂くよう指導した。

 

リハビリ結果
・股関節の動きが強くなったことによって、振り出しが自力で可能になった。
・膝関節や足首の動きが出てきたことにより、足が軽くなった。
・健足の筋力が向上し、軸が安定したことにより、ふらつきが軽減。2動作歩行が可能になった。
・眼の筋肉が働き、複視の軽減にもつながった。