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腕や足がこわばる・憎き痙縮

腕や足が勝手に動いて固まってしまう・痙縮について

「腕が曲がって開かない」「指がグーになって固くなって開かない」「歩くと腕が曲がる」「歩くと足の指がぎゅっと曲がる」「足首が内側に入っている」

など、麻痺の後遺症のほとんどのかたに「痙縮 けいしゅく(筋肉のこわはり)」の症状が出ますし、皆さまの大きな悩みでもあります

 

簡単に説明すると、通常なら脳で制御する脊髄からの反射運動が、脳疾患のせいで制御できなくなっているために起こる症状です

通常なら、力が必要なとき、動かしたいときだけに力を入れるのですが、その脳の信号がうまく作用しないために、常に筋肉を使って力を入れ続けている緊張状態になり、それがこわばり、痙縮となっていきます

 

一般のリハビリやストレッチで、一時的によくなる、緩む、開くことはありますが、それが定着しません

痙縮が長期になると、筋肉、腱、皮膚も縮んでしまい、曲がった腕や指を開くのも困難になってきます 無理に開こうとすると、皮膚が切れてしまうこともあります

 

また、リハビリをするにも、痙縮がじゃまになって満足なリハビリができません

まさに「憎き痙縮」なのです

当センターでは、鍼灸、超音波治療器、電動マッサージャーを用いて、まずは痙縮をゆるめてから、リハビリをおこないます

上記の方法で、痙縮をゆるめたら、すかさずリハビリをおこないます

また、ボトックスなどをしていただいていると、痙縮がゆるんでいるので、リハビリがしやすくなります

また、最近では、痙縮のための内服薬のテレビCMもよく流れています

ボトックスなどは、痙縮をゆるめることは可能ですが、麻痺を改善したわけではないので、動くようにはなりません

ゆるめた状態で、しっかりリハビリをして、神経回路をつなげる必要があります

 

リハビリでその筋肉が動くようになれば、脳の信号も正しくなっていくので、痙縮もおさまってくるという、相乗効果があります

 

当センターでは、痙縮を悪化させる筋肉を極力使わず、それ以外の筋肉を使う、動かすリハビリを行います